啓発舎

マジすか? マジすよ

◆いま、LAコンフィデンシャルを観終わったところ。
 初めてみたのもテレビで、地上波か、途中からだったからストーリーは全然わからず、ラッセルクロウかゲイピアーズのどっちかが悪役だと思っていた。検事をいきなり窓から宙づりにするインパクトだけで、凄さを、なんというか体感したのだった。
 今回二度目で、緻密に構成されていることがわかった。
 この映画の主題は、「やおら」とか「いきなり」ということだと思う。
 いきなり、ぶっぱなす。やおら、なぐりつける。ためらいがない。そのスピード感。
 理屈なし。
 ケヴィン スペイシーとラッセル クロウが見事にかっさらった。ゲイ ピアーズは狂言回しの役ですね。
 スペイシーがメガネの情報屋と引き気味にからむシーンが何度かでてくるが、何気なく、ああ、とか、おお、とか言ってる感じが、やたらにかっこいい。
 
 それにしても、キリスト教的、ピューリタン的な善悪のものさしが一切感じられないのは、当方がみたアメリカ映画の中では、他に思いつかない。
 
 前回、途中からでよくわからず、「やおら いきなり」のスピード感の強烈なインパクトだけのこり、本屋でエルロイの原作を少し立ち読みしたが、解説で、原作者の経歴その他をチェックして、重そうなので買うのをやめた。
 病んでいることは間違いないが、それにしても。
 NHKも月曜からこういうことやりますか。