啓発舎

マジすか? マジすよ

チェロ

◆ほぼ二年ぶりにチェロをいじくる。アジャスターがいかれていて、直すのに小一時間。
 で、おとといお茶の水の下倉でかってきた弦に張り替え。
 音をだす。かなしい。
 こんなはずじゃなかった。
 まあ、これから涼しくなるから、こつこつやろう。

◆おとといテレビでコントを競う番組と、瞬間芸みたいなのの番組を立て続けにみた。
 コントのほうは、週末去年の再放送をみて面白かったから。
 今年は全然だめ。
 諧謔ということが、この国ではどうなっているのか。関西弁でわめくだけじゃだめだと思うが、明智君。
 期待はずれでチャンネルをかちかちやっていて出くわしたのが、とんねるず瞬間芸のやつ。関根勉とくりいむの売れてない方がコメントするやつ。
 これで、ひさびさに、不覚を取った。
 笑い、というのは知的な作業だ。脳みそに一回情報をいれて、これを処理して、笑えという指令がでる、と、今決めた。
 ところが、ごく稀に、純粋知覚とでもいいましょうか、反射的に、とっさに、体が反応する、とでもいう他ない対応をしてしまうことがある。

 一本だけ、それがあった。

 受刑者が娯楽でテレビをみている、という設定。
 坂田明に似た、まあ、その筋の香りも漂うおやじ。放心しているようなたたずまい。テレビに没頭しているのだろう。
 と、「琴光き きたか!」とやおら叫ぶ。

 それだけ。

◆明日は世田谷上町方面。まるで土地鑑のないところ。