◆夕方からまた恵比寿。
広場でライブ。最初のはフラメンコギター。次がギター弾き語り。
フラメンコは、割合長めの曲を三曲ほどやった。二曲目からスペインのお兄さんがパーカッションで加わり、格段に面白くなった。外見は、パコデルシアにそっくりだ、細長い顔立ちも真ん中でわける髪型も、細身長身の体型も。かっこいい。
素手で
太鼓とシンバルと、あと、なんていうんだろう、タコつぼのような海綿のような、細口の壺状の楽器をさかんに叩く。インドの、名前忘れた、ぶよーんという音のする楽器と、似た、ぶよーんの音がでる。
ギターはうまいし、しゃりしゃり歯切れもいいのだが、超絶うまい、でおわり。
パーカッションのおじさんは、そこからスタートして、直接当方を動かす。
この違いは、歴然だ。
音楽は、人を深いところから直接ゆさぶる凄い力をもっている。
それはどんなジャンルでもどんな楽器でもどんな構成でもいい。今日のように素手で叩くパーカッションのおじさん一人でもいい。
その力があるかどうか、に尽きる。
ラテンの音楽、そしてそれを演奏するラテンの人々には、人をゆさぶる力が強い、ように思う。
なんで、こんなことをつべこべ書いたかというと、つい3日前までいた八重山の離島での日常感覚と今日の体験がシンクロしたからだ。
楽々と超えたからだ、今日も。当方のある閾値を。