久しぶりに、どこにも出る用事のない週末。
そこらじゅうの窓を開け放つと、ひいやりしたすがすがしい大気が流れてきます。
1年でいちばんいい季節。
秋の、凛とした空気とも違う、やわらかな肌ざわり。
自足。
こうして、ぼーっとしていることそのものの快。
猫といっしょだ。
こうして、毎日過ごせたら、何もいうことないです。
最近書いたものを読み返すと、ふにゃ、とか、ぼーっ、とか、その種の擬音がやたらに多い。
あと、「混じり気の無い」という形容句。
いまも、なんだか、そんな感じだ。
ひいやりとした大気の中、時間がねっとりと流れる。
茫然としてそれをながめるおやじ。
公園では、やらないようにしよう。