啓発舎

マジすか? マジすよ

小笠原の巨人入団を祝して

さっき、小笠原選手が髭を剃って巨人への入団に臨んだ、とのニュースを見た。
おー、久々のデジャヴ。
この景色は、いつか見たぞ。

と、突然、私の脳裡にあるエピソードが甦った。
さよう、それは今を去ること20年前、ぐらいか、のことじゃった。
 その昔、大洋ホエールズという棒球チームがあった。
勝つときはバカ勝ち、負けるときは1点差。大味な試合運び。見るからに適当。テレビを見ていても、8時半を過ぎると、大洋ベンチからは、早く試合を終わらせて、夜の元町でいいことしたい、という雰囲気が露骨に漂っていた、画面から。気のせいか。
その感じが心地よく、映りの悪いTVKを無理やりみていた。平松がじゃんけんしているだけのマルハの脱力CMも忘れられない。
「アジのひらき」田代、「歌人」江尻、せこい走りの中塚、山下大輔(当時から試合外でも帽子をめったにとらなかった)、斎藤明雄(いしいひさいちに散々おちょくられてるからここではコメントしない)など。試合よりマンウォッチングのほうがよほど面白かった。なかでも、どういう訳か、シピンという人が、あたしゃ贔屓で、この人の打順になると、掛け声かけてました。
得意技は、大根切りの空振りと、自打球を足の甲に当てること。痛そうだったな。
ライオン丸。長髪はヘルメットを突き抜けんばかり。髭で表情もわからない。野球やってなかったら、西海岸でニューエイジしていそうなかんじ。
背番号11番。

で、この人が、金で買われて巨人に行ったんですね。巨人のやり口は当時も今も一緒だ。
記者会見で、きれいに髭そって髪切って現われた、紳士の球団巨人で心改めます、という訳だろう。
いやな予感がした。シピン、大丈夫か。人間、無理はよくないぞ。
そしたら、案の定、全然打てなくなっちまんたんでやんの。


まあ、小笠原さんは、まじめな方のようだから、その懸念はないとは思うが。
でも、ヘルメットから髪の毛があふれている感じがシピンと似てるんだよな。

ふれーふれー小笠原。