昨日の夜半からの畳みかけは、凄みがあった。永遠に降り続けるか、と。
で、起きたら晴れ間がみえたので北の丸。
この声を聴くと、年々荒っぽくなるこの季節も、幕引きか、と、少し安堵の気分になる。
しわしわしわ、とブルックナー開始のような、おごそかな序奏。
おーしん、というタメをつくって、一気に、主題になだれこむ。
で、ひとしきりオーシンツクツクをやりつくすと、ふぃろひーふぃろひー、というのがおれの耳がとらえたなきなしだ、というコーダを経て終結。
見事なものだ。
いまこうしてツクツクボウシ様と時空を共有する。
この愉悦をなににたとえよう。
で池沿いのベンチでぼーっとしてたらやおらゲリラ豪雨よ。
退却。