日経のお得意様は、特に紙の日経は、じじい、だから、なにかというと、じじいに語りかける。
じじいは如何にあるべきとかいう連載もので、「カメラ」を趣味に「秘密基地」をもち、とか妙に具体的に指南してくるので、いぶかしく思っていたら、ちゃんと旦那がいて、キャノンだのダイワハウスだのが協賛会社だったりした。
こういうのはまだ笑えるからいいのだが。
もっとすごいのは産経です。
ここは、もっとじじいに特化していて、いまや、おこりんぼじいさんのずりネタを生産することに特化することで生き残りをかけている。
おれにも、ささやかな戒老訓みたいなのはある。
気分でよく入れ替わるが、不動の戒めはもある。「産経に同調するおこりんぼにだけはならない」は、そのひとつだ。
前置きだ、ちょっと長いな。
その戒めが、ゆらいでいる。
女性宮家。
いいじゃん。がおれの意見、だった。もちろん他の数多の産経の「正論」同様「どうでも」の接頭語がつくので、女性宮家の動きはけしからんと産経がわめいても「どうでもいいじゃん」でした。というより問題自体をきちんと認識していなかった。
それがゆらいでいる。
こんどのことで。ご多分に漏れず。
初めて産経と意見が一致する記念すべきイシューになるかもしれない。
やっぱりどうでもいいか。