啓発舎

マジすか? マジすよ

きのう書いたことと関連する。

普通であるのは楽じゃない、不断のエネルギーが要る。
では、さらに進んで、みんな大好きな「格差」物差しで、自分の目盛りを「普通」より少し上にするにはどうしたらいいでしょう。


その答えは、かしこい、ということだ。
簡単明瞭。
かしこくなる、ことではない、現にかしこいこと。


バブルのころまでは、は埼玉の土地持ちとかが、金持ちの典型だった。
賢い必要なし。

ところが、いま、金持っている奴はたいていかしこい。
既にもってても賢くない奴は、たとえば大店の旦那も、すぐやられる。
大塚家具、今期は売り食いで配当を出すようだが、来期はもうだめだろうね。


では、かしこくなれば格差勝者になれるか。


答えは否です。
というより問いの前提が間違い。
賢くなるのは無理だからです。


そんなことない、学歴満艦飾になって、お金の勉強もしてして、といろいろやる人は多いが、そういうのが一番ダメですね、私の見聞する範囲だと。


これが、きついところだ。


かしこい、というのは自分でものを考える、したがって自分に対して客観的に指図できる、ということとほとんど同義だと思う。
自分でものを考えるのは、もともとその人の素質だ。教育は、自分でものを考えなくさせることは得意だが、「自分で」ものを考えることを植え込むのは無理、とはいわないが、至難だ。

自分で考える人は10分、じゃ無理か、30分ぐらい話ししてるとわかるよ。
男も女も、もちろん学歴も、全然関係ありません。
大塚の長女は、「女だから」ダメ、なのでも、高学歴であるにも「かかわらず」ダメ、なのでもなく、もともとダメだからダメなのね。