啓発舎

マジすか? マジすよ

◆暗黒街最大の決斗
 二番煎じ。
 なんかいいとこないか、と夜中の1時近く最後までつきあったが、安倍徹ぐらいか。 
 最後の銃撃戦も間が抜けている。
 なにより、第一作がよかったのは、おそらく製作側も意図せず結果として出来してしまったなし崩し的なはちゃめちゃさによるので、それがない本作は、予定調和の退屈さがあるのみ。
 狙って作るとこうなる、という見本。

 女優が二人ともいい女だったのは救い。若い佐久間良子は、ちょっとかっこよかった。


◆いまフジのBSでみた村松英子は、久々に「凄い」という形容詞がばっちり当てはまる女だ。
 テーマは三島由紀夫
 いつも思うのだが、三島の知り合いって、なんでこういう手合いばっかりなんだろう。
 こいつの兄貴も、なんだかエキセントリックなだけの評論家だった。
 こんな奴らにあれこれ言われて三島が哀れに・・・別にならないが。
 いやまてよ、類は友を呼ぶというやつか。
 外骨格、ということばがうかぶ。
 殻がやたらに分厚くて中身がらんどう、というかんじ、しないか。


◆アップデートする仏教 幻冬舎新書 藤田一照 山下良道 著
 対談形式なのでむき出し感あり、面白かった。

 曹洞宗はこのところ変わり種を排出、じゃない、輩出しているが、南なんとかの理屈っぽいだけより、実践に重きをおいている分この二人組のほうが迫力あり。