啓発舎

マジすか? マジすよ

暗黒街最後の日

CS。
傑作だ。仁義なき戦いをうわまわるか。

テーマは、「裏切り」だけで如何に最後まで客を飽きさせないか。
最後、ヘルメットかぶった警官も参戦し、派手に打ちまくる。実録連合赤軍の上をいく。

単に敵対味方でなく、警察を含めてなし崩し的にA対B対C対D対Eぐらいの集団の利害対立が発生し、それぞれがやりあうから、最後の撃ち合いは、なにがなんだかわからない。収拾がつかない。

一応主人公は鶴田浩二なのだが、途中から、「悪」のパワーがないため生彩を欠いて、最後、とってつけたように、丹波と相打ちで、終わり。


火気厳禁の張り紙をバックに撃ち合う男たちに、この映画に意味を求めるな、という監督のメッセージが表れている。とかいって。


思わず出来てしまった傑作。


思いのほか、健さんがよかった。
ノーマルな役作りの三国蓮太郎も見られるぞ。