啓発舎

マジすか? マジすよ

風通し

◆おひなさまの節句のあたりまで続いたあれこれにかまけ、年明けから各方面に不義理している。
先週ぐらいから個別に、すこしずつ対処しているのであるが、明日は、一日仕事になりそうだ。関係先は三者あるのだが、明日は、その要の先と打ち合わせ。埼玉まで出向くことになった。
割合風通しよくものごとを判断していただけるので、実は、基本的には電話のやりとりでおおむね疎通している。
◆かと思うと、朝メールをチェックすると、重箱の隅レベルのことで長文のメールを寄越す仁もいて、ひとさまざまだ。返事を求められているようだが、どうでもいいことなので、もちろん即座に消去したのであるが、閉塞感というか、なんかやるせない気になる。当方も末席に連なる団体の人事のはなし。こういうの、好きなやつは好きなんだよ。
◆朝起きると雨なので、外出をとりやめ籠城。NHKBSの里山の特集をつけっぱなしにする、音を消して。
 琵琶湖西岸は、当方もなんどか行ったことがあるが、たしかにいいところです。
 本気で遁世を考えていたころ。
 修学院か、琵琶湖西岸か、鷹ヶ峰から正伝寺のあたりか、候補のひとつだった。
 京阪電車に乗って、京都から大津に抜けるあたりの視界が広がる感覚は、風通し感ありました。

明るいのと暗いのとどっちがいいか。
冷たいのとあったかいのとどっちがいいか。
これは場合による。
夜はあまり明るいのはなんだし、そばも、あったかいの、つめたいの、どっちが食いたいかは、その日の気分による。

だけど、風通しいい感と閉塞感がどっちがいいかといったら、どんな場合でも風通しいいほうがいい、冬でも帰ると玄関のドアとベランダと両方あけっぱなしにして空気を入れかえるおいらとしては。

どんな組織でも、そこに所属することで、なんらかの縛られ感、閉塞感というのはある。
半世紀も生きていると、ひとさまと比べて自分にどういう傾向があるか、いろんな局面でうすうすわかってくる。
組織との関係って、それが顕著なところがある。
組織にとことん帰属しきって心の安寧を得るひと。
息苦しくて常にはじっこにポジショニングしてしまう人。

次の半世紀への展望として、この先、すこしずつ、好きなことをする、好きなことばかりする、というのはなかなか難しいしが、なんとなく気が進まないということは、なるべくやらないようにする、というようにしてやっていきたい、というのはずいぶん前から思っていることであるのだが、風通し、というのは、その大事なキーワードだと思う。