nhkbsで夜中にやっていたカルメンが、滅法面白い。
オペラを面白いと言い表すのは、おれもあまり、というか、いままでなかったと思うが、これは、そういうかんじ。
男の、ダメなかんじが、なんとも心地よい。
カルメンは、千人規模の女社長の貫禄。
門限だ、帰る、というホセを引き留める、というか妨害するカルメンの挑発の手管。
スペインのお話をおフランスが作曲しイタリアはヴェローチェの野外劇場でやる。
ラテン結集。
年取ってから、このラテンの心地よさが、しみじみ、しみるようになったようだ。
なんか、肯定するかんじ。
全部OK、という。
おおらか、ということです。