東御苑。
ずいぶん久しぶり。
広い。
前回いつだったか、もちろん思い出せない。
広がる空間は、おなじだ。
少し気づきがあった。
記憶が、ない、というより、透き通っている、というかんじ。
日常が、透き通っているから、この、そうだな、3年ぐらい、記憶に、何年前、という時間の経過の感覚が、うすい。
そういうことです。
こうして、透明な日常を過ごす、ということは。
透明だけど、日常は、ある。
北の丸の水鳥は、相変わらず、お尻あげて水草を食んでいる。
東御苑の空は、広く、青い。
その日々の重なりが、目にはさやかにみえねども、風の音にぞおどろかれぬる。
風の音、であるとか、光のつぶつぶとか、銀杏の黄金色とか、に、そういえば、と、はっとする。
今日の気づき
石垣の、目立たないところで明らかに手抜きしている景色が、いいかんじ。