◆太陽がいっぱい について
みた気になっていた映画。
ヨットのシーンとかプロジェクターでサインの練習するところとか、部分部分は、散々テレビとかでやってるから、それで見た気になっていたんだね。
筋も、映画の本よめば、書いてある。
後半は、アリバイ工作のよくあるB級ドラマ。
ラストシーンも、どちらかといえば、チープ。
成りすましのユーフォリアを楽しむ映画だと思っていたのだが、その期待には応えない。
せわしない。
男女男の三角関係かと思えば、アランドロンは、マリーラフォレに毛ほども興味を示さな
モーリスロネがアランドロンをいたぶる、とか、召使い扱いするか、といえば、それどころか、こいつらできてる、的な思わせぶりもあるぐらい。
仲良い。少なくともモーリスロネは、アランドロンを普通に遇している。とおれにはみえる。
偽のサインで口座からせしめたのは、わずか数百ドル。あれほど練習したのに。
アランドロンがらみの男女男映画だと、冒険者なんかもあるが、そっちのほうが、ずっと良い。
おれなら、後半、なりすましたアランドロンが、ホテルだのレストランだのヨットhサーバーだのでよってたかってちやほやされるのをこれでもか、と畳みかけて、最後のヨット引き上げにつなげる。
素人考えか。
こいつの書くものは何読んでも笑える。
嗤う、と書きたいのはやまやまなれど、嗤う、だと、こっちの気持ちに負荷がかかる。
どうせ笑うなら大らかでありたい。
テーマは、「死」だそうだが、お題がなんであれ、いつものキザ男節。
うんちく大会。
ひさしぶりに立ち読み、そうだな、15分ぐらい。山下書店で。
店員にうろうろされた。
で思いついた。
今年の気づき。
笑いは大らかであるべし。
憫笑は、これを意識して排する。
◆じべた
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