芥川賞。
図書館でミニPC相手に書いているのですこし不自由。
このまま書き飛ばす。
受賞作。
まともに読むに堪えず途中から飛ばし読みしたのがかえってよかった。
文字面のばっちさが、よくわかる。
なかみ、ではなく、活字組みの景色から。
!?・・・・が炸裂する会話文。
岩波「図書」の連載で似たのがあった。会話の!?だらけの字面に辟易、最新号で連載終了したので、ほっと一安心、としたのもつかの間、こんなところに同類
がしのんでいたとは。
なかみについては、
女のこの種の繰り言を受け付けないのは、当方の感性に属することで、とやかくいう筋合いではない。
それでも、数頁は、辛抱して活字を追った。
女の書き物にいつも感じるその観察眼、そのディテイルに対する違和感、は、当方が、男だから、というより、おやじだから、の一言で片づける。
「おやじ」は便利だ。
今回は、したがってなかみではない。
あくまで字面のはなし。
で、選考委員はなんといっているか、と覗いてみると、受賞作の会話文に対する言及は、皆無。
古市が、なんか、パクったらしい、ということを婉曲にあてこする記述が目立つのみ。
一応、定点観測みたいな意味で、半期に一度、同人雑誌化した「ブンガク」業界を、それを象徴するこの賞の受賞作、と選評をチェックしてきた。
もうやめようか。