岩波「図書」5月号届く。
荒っぽい、の一語。
主宰が論評する余地なし。酷評にも値しない。
「対談」は直木賞ご祝儀か。
そこらのおやじが神田で管巻いてるのを採録してもこれよりまし。
編集後記「こぼればなし」で、「彼の地」というのはドイツのこと、と、「本邦」をくらべて、ぶちぶち言っている。
当然「彼の地」はエラく、「本邦」はダメ、という岩波舶来崇拝教養主義の古式にのっとった論鋒。
売り上ピークの半分で「この国の本を取り巻く環境は、危機的な状況を迎えています」、としめる。
同感だ。
せっかくだからこれを書いた編集に余が策を与えよう。
まず、ヘタレ編集者全員、自分を含め、営業に配転する。
対症療法だ。
岩波の根治は遠い。