啓発舎

マジすか? マジすよ

 

 

クラシック音楽館 N響第1899回定期公演

 

▽1.シェリーによる一場面のための音楽~バーバー、2.オルガンと管弦楽のための交響曲コープランド、3.交響曲第2番~アイヴズ▽管弦楽NHK交響楽団、指揮=広上淳一、オルガン=鈴木優人、ゲスト・コンサートマスター=白井圭(2018年11月24日NHKホールで収録)▽コンサートのあとはエベーヌ弦楽四重奏団によるジャズの名曲を
出演
管弦楽NHK交響楽団,指揮…広上淳一,オルガン…鈴木優人,演奏…エベーヌ弦楽四重奏団

 

メンツ二軍、客席まばら、ではあるようだが、面白かったです。

 

◆バーバー

 なんか、トリスタンみたい。中身ではなく、トリスタン和声つかってないし、構成が。

コープランド

 この曲にオルガンが要る必然性を説いておれを納得させてくれる奴がいたらハワイご招待します。

 意味ないはったりはやめれ。といいたいところだが、ホーダウンのおじさんだから、まあいいか。

 オルガンはおれの中高の後輩のようだが、ヨン様似である以外になんのとりえがあるか、この曲だけではわからん。七光り、の先入主を払拭するのは時間が要る。おやじのドイツオルガン紀行はおもしろだったが。

◆アイブス

 話かわるが、ウイーンフィルの弦に日本人兄弟がいる。二人。

 だが、兄弟は少なくとも三人以上であることが、今日判明した。

 今日のコンマス

 似ているのは、ヒゲのせいか。

 

 五楽章おもしろです。

 こういうお祭りみたいのが、日曜の晩には、いちばん。

 

と思ったら、そうはいかない、と、NHKの編成は、エベーヌをぶっこむ。

クロノス以来、弦楽四重奏で現代ものの一環でジャズだのなんだのやるのは流行りだが、実演録画を含めて、最後まで集中できたのは、何年かまえNHKでやったライヒの、ディファレントトレインだけだ。

 何事か、と思った。日本人の臨時結成だった。

 テレビで音楽に心動かされた稀有の体験。

 

 で、今夜はいかがだったでせうか主宰。 

 

 宙あおいでうっとりするのは勝手だが、ちんたらはじいてんじゃねえよチェロ。

 

ということで、音楽の三要素でいちばんだいじなのはリズムです、というのがこのセッションの教訓。