啓発舎

マジすか? マジすよ

NHKのオウム特集
 オウムは、野次馬としておもしろ探し、というわけに、なかなか、いかない。
 このブログでも、韜晦せよ、という警告灯が光るのは、滅多にしないが、この領域に接近したとき、が多い。
 この領域、は、必ずしもオウムに限らない、むしろオウムは時事ネタの要素があるから、表層だけ拾ってやり過ごすこともできる、薄っぺらさがある。
 ディープな領域は、また別にあって、・・・、というわけで、オウムで安全策。


 この番組でも、さかんに、ナレーターが、「高学歴エリートがなぜ」と繰り返していた。
これが陳腐なのは。
以下、順を追って。夜遅いので簡潔に。
◆高学歴エリートがなぜ、ではなく、高学歴エリートだから、というのが真実だ、という言い方がある。
高学歴エリートであるがゆえに。
純粋培養だから、どうのこうの。

これはダメ。にも拘わらず、も、であるがゆえに、も「高学歴エリート」というセグメントを肯定した議論だから。
◆「高学歴エリート」もへちまも、ない。というのが正しい。
 バカは、はまる、というだけのこと。
 「自分で考える」「疑ってかかる」という基本動作ができていないだけのこと。
4つの類型
1.高学歴、且つ、自分で考える、なはずねえだろ、と疑ってかかる能力あり。
2.高学歴、且つ、自分で考えない、マニュアルを鵜呑み。
3.学歴なし、且つ、食われないように、自分の体で学習したことのみを、自分だけを頼りにする、食い物は、必ず匂いを嗅いで安全を確かめる。
4.学歴なし、且つ、集団に依存することでサバイバルを図る。
バカ度は、2、4、3、1の順。人によっては、2,4、1、3だろ、という考えもある。

オウムは、上の類型のうち、2と4に属するバカを正確に拾って洗脳した。
それだけのことだ。
「学歴」あろうがなかろうが、サリンでもなんでも撒きますよ、こいつら。 


おれが憧れるのは、3、なのだが、「学歴」が邪魔して、そもそもここにははいれない。


自分で考える、すべてをとりあえず疑う、奴は、5分話せばわかるぞ。