老母と日本橋で用事。
無事すんで、昼下がり、三越の食堂で休憩。
お客は概ね後期高齢者です。
おばちゃんの店員さんに松花堂だのビールだのを頼む。
この街は、最近できたビル群でもマンダリンでも伊勢定でもなく、どうしても三越食堂でないといけない。
いつものように「生きててよかった」とのお言葉を頂戴するが、それは、当方のセリフでもある。
今は昔、母に連れられて、幼少の私はここでホットケーキだのお子様ランチだのをいただいていたものじゃ。チキンライスにあしらわれた三越マークの旗は大事に持ち帰ったのう。
あの世と交信するような時間が流れる。