啓発舎

マジすか? マジすよ

◆プレミアムシネマ「ビューティフル・マインド
ノーベル賞を受賞した数学者・ジョン・ナッシュの半生をラッセル・クロウ主演で映画化。アカデミー作品賞など4部門を受賞した、名匠ロン・ハワード監督の感動のドラマ。


だそうだ。


ラッセルクロウは好きな役者だ。たたき上げのボクサー、ローマ帝国の将軍、ロスの刑事、として。いずれもマッチョなタフガイの役どころ。
今回は、それとは真逆の、ナッシュ均衡の数学者。
抑えて、よく演じていたが、如何せん、まったりした「素」は随所でみえてしまい、なんか、病む数学者にしては、おおらかな印象がさいごまで抜けないのは、いたしかたない。
あえてしたキャスティングだとは思うが。
最後は、愛の勝利、というハリウッド的ステレオタイプはご愛敬だ。


といいながら最後までみたのには理由がある。
この映画の主人公は私の知己と重なる。


彼をラッセルクロウに二重写ししながらみていたのでした。
そうやってみると、脇、が好演しているのがよくわかる。
復職のため、元の同僚を訪ねるシーンがある。
その、同僚の数学者の主人公に対するまなざしなど、とても他人事と思えない。


ちょっと、うるうる、はらはら、しました。
この話も、障りまくるので、ここまでにします。