啓発舎

マジすか? マジすよ

きのうは、銀行のトホホ話を聞き、午後数字がケリになりにケリで、なんか仕事をした気分だった。
いきおい、今日は、甘味処であんみつでも食って、とぼんやり思っていたのだが、もう昼過ぎだ出遅れたようなので昨日のはなしでも。
案件は特にないのだが、融資の基準の打ち合わせで、ときどき極端におかしなことを言う。
複数の既存融資を対象の資産に応じて案分し、平均残存返済年数みたいなのを出し、それが長いの短いの、という話。
残存期間は短いにこしたことはない。
ところで、それには、もうとっくに返済してしまった案件はどう反映されるのか。
残存0年物件が、当方3つより多く、即ちたくさん、ある。
それは勘案しない、と。
おかしいじゃないか。残りわずかな期間の融資がのこっていると、それは残存年数を短くする方向にはたらき、全部返して財務体質を改善すると、かえって平均残存年数は長くなる。いや、それはよいよ、あくまで指標だから。
だが、目的はおいらの健全性を判断するものさしなのだから、払い終わったローンが「たくさん」ある場合それをどう評価するのか、と。
先方、想定していない、と。
つまり、金借りて不動産運用するのが前提だから、無借金の案件を勘案するようにシートができていない、みたいな話。
そりゃ、試算シートは万能じゃないでしょ、そのためにあなたがいるんでしょ。
というあたりで、担当者はパンクであります。
で、となりで聞いていた役席、がいるのです、毎回必ず野郎二人がかりで拙宅に来襲するのでした、が助け舟を出す。
マニュアルとか決め事がどんどん厳格になって、行員はにっちもさっちも状態で云々。
そこで、やおら銀行の行員管理の実態に脱線、面白い話をいろいろ聞けた。
外回りは、投信でも生保でもカードでも、予めきめられたものを決められた手法で押し売りするので、担当者の判断の余地ほとんどなし、と。
いまや融資の第一段階での審査もそうだ、と。
それは会社が社員を全く信用していない、ということですか。
まさにそのとおり、と。正規雇用の唯一のいいところは奴隷の安息、と。
なんとか放り出されるまで、持ちこたえるだけです。
内部の人間関係は?
その役席は、女の外回り部隊の長でもあるのだが、1日3回は放り投げたくなる、仕事を、と。いざこざで。
叱るとパワハラだから、頻繁な異動、追い出す職権はあるらしい、で対応するしかない、と。
そりゃ社員は育たないはずだよ。会社はそれでいいんですか。
割り切っているみたいです。大量採用で、40歳ぐらいまでそこらを走り回れれば、いい、と。

これが○びし銀行の実態だ。あくまで、その課長の言説、営業自虐トークもあるかもしれないが。

だいたい案件もないのに融資がらみの身体検査の話で、しかも必ず背広二人組で来る、というのは、行く先もないのか、あんたら。と、クロージングのつもりで喧嘩を売る。

ところが、いやそんなことはありません、次回また、ということで、次回は別の担当者を引っ提げて、という表現は適切ではない、担当はモノではない、引き連れて来る、ということになってしまった。
ほんとは、今回も審査のエキスパートというふれこみだったのだが。
モリーはあるが演算ができない福田タイプだ。銀行は使いやすいかもしれないが、街場には通用しないぜ。


なぜ、また来る。
そんなにおれさまを慕っているか。
ハハ。
ひまか。あるいは、いたたまれないのか、部下だの上司だの斜め上だの下だのジャングルに。職場に。

というわけで、面白いのでしばらくつきあおう。