◆偽りなき者
北欧の冷え冷えとした空気が画面から漂うような映画。
傑作。
こういう強靭さは、日本やハリウッドではだせない。
虚無とすれすれ。
独り戦うとか、正義とか自己犠牲とかのお題目がないのがクリントイーストウッドと違うところ。
最後のほうにクリスマスのミサで教会がでてくるが、主人公のパフォーマンスのための設定でキリスト教的モラルは、この映画では前面にでてこない。
同じ北欧でもベルイマンと違うところ。
文句なし。おれが見た今年ベスト1に決定。
◆恵比寿
クリスマスイルミネーションは年年歳歳豪華さをましている。
これだけ見ていると、この国は地上の楽園だ。
記念館で旧知にあいさつ。
ここは、かわらない、平日の午後の落ち着き。