啓発舎

マジすか? マジすよ

日本経済これからどうなる、を決めてかからないとできない決断を控えているので、さすがにすこし考えた。

<現状>
◆消費税と円安による原料高が、いまの見かけインフレのすべてだと、私は思う。
◆賃上げは政府の恫喝によるところ大であり、中小企業を含めると、みかけインフレと相まって、実質賃金は大幅にダウン。
いきおい、購買力、購買意欲ともに大幅低下。
◆円安は、輸出拡大にも、設備投資にもつながらず、みかけの不動産価格高騰は、極端な地域選別によるもの(東京、しかも都心だけ)であることが早晩明らかになる。
◆当方に寄せられる収益系不動産情報は、既報物件の「値下げ」「再度値下げしました」が目立つ。売れないのだよ。

<先行き>
◆政府日銀は、そんなこととっくにわかっていて、来年4月以降の冷え込みを所与のものとして、消費税10%上げにかかる。
来年以降冷えても、税金は上げる肚。
◆とすると、来年以降、消費税、原料高によるみかけインフレは持続しながら(消費税効果はさらに増える!)賃金実質低下、消費冷え込みのスパイラルで最悪のスタグフレーションが起きる。
◆じゃぶじゃぶ政策は、金利なんてあげたら経済即死、という消極的理由によって、維持せざるを得ない。
◆市中の金利よこばい。、もしくは更に低下(低下の余地あれば)。

という悲観シナリオを採用すると、今回目の前にぶらさがっているオファーは、受ける一手だ。



きのうの「遠い落日」は、ところどころよかった。
田村高廣 仲代達也 山本学 の脇。
母親の前半生をさらっと流す演出。ほんとは、もっとずっと悲惨だったんだろうけど。
エピソードを積み上げていく、という構成。

はやくきてくだされ のシーンもさらっとしていました。

三田佳子は、よくやっていた。
ただ、いかんせん、基本造形が今回の場合、最適かというと、ねえ。
きたな作りが一瞬色っぽくみえてしまうときがあるのだよ、おやじとしては
そんなにつらいならおれが囲ってやる、という見方は、この映画の意図するところではないだろう。

前半の運びから、リアリズムはちょっとという作り方がわかるので、このキャスティングもありなんだろうけれど、
母親役は今だったら誰だろう。
神のような愚かさ、を演じるには、全部捨てる覚悟が要りそうだ。


大竹さんは、重い。
満島か。
いま、なんだか、そういう気合いを感じるのは宮沢さんなんですが。
宮沢に特殊メイクをほどこしてやってもらったらどうだろう。
野口英世役は、官兵衛で荒木村重やったやつ。