啓発舎

マジすか? マジすよ

「禅仏教の哲学に向けて」




「禅仏教の哲学に向けて」
井筒俊彦 著
野平宗弘 訳
ぷねうま舎 刊

読み終えた

「意識と本質」は、ある意味とっちらかっているところがある。
カバラーだのマラルメだの宋学だのに目配せをして。
あれもあります、これもあります、といった。

井筒さんは、禅ですよ。
この著作は、井筒氏が、おそらく生涯をかけて追求した禅の寝本を探る思考の過程が、英文であるが故に、ロジカルに、むきだしになってる。


頼住光子氏の解説も優れている。


井筒さんで一冊といったら、今日からこの論文集だ。