啓発舎

マジすか? マジすよ

NHKBSできのう見た映画がちょっとよかった。

ザ・バンク 堕ちた巨像
The International
監督 トム・ティクヴァ
出演者 クライヴ・オーウェン
ナオミ・ワッツ

ストーリーは、よくある巨大組織の陰謀もの。
よかったのは映像。
硬質でひんやりした画面がずっと続く。
この監督は、たぶん建物フェチだ。
グッゲンハイムを銃痕だらけにしたい、というのが、この映画の製作動機ではないか。
クライヴ・オーウェンといえばゴスフォードパークで最初から最後までランニング一枚で文庫本読んでたおじさんだが、この映画では、最初から最後まで、走り回っていました、顔面どアップで。

両方、カッコいいぞ。

グッゲンハイムで仲間に撃たれた悪役の殺し屋が起き上って、いいもんのクライヴオーウェンと一緒に撃ちまくるところは、とくにカッコよかった。

画面の切り取り方で、空をあまり写さないのだが、たまに、遠景で空が映ると、ほっとする。
ずっと続く緊張がすこしゆるむ。
そういうところも計算している。
お洒落な映画だ。