などと、酔っぱらいのおやじが夜中にくだまいていたわけであるが、さすがに大物の来日とあって、あらゆるメディアが、いろいろ言っております。だいたいおれよりは格調高い。
◆いまのところ「オバマ敗退」と1面トップで報じたNYTimesがおいらの感想に1番近い。
日本の新聞メディアは腰が引けているのか、そこまで言い切ったところはないようだ。
で、これもケリね。
◆理研の別の奴がデータ切りはり。
このニュース自体偽造か、と疑われるような絶妙なタイミング。今後の展開に注目したい。
◆きのう神保町を徘徊していたら、三省堂で、おー、の事象に遭遇。
1階のはいりっぱな、よくイベントやっているところで、なにやら、搭のようなモニュメント。高さ2メートルは優にある。
近くに寄ってみると、本を積み上げたものと判明、で、その本は、言わずと知れた青年団面のあの作家の短編集。
実は熱海に行った時暇なのでコンビニで月刊の蚊春を立ち読みしていて、このうち一篇を飛ばし読みした。少し嗤えたのが救い。
売れていいと思う。売れる本って、こういう本だ。
◆そいで、南海でカツカレー食ったのだが、なんと、割り箸が、おまけにナプキンでくるんだスプーンまで、ご自由におとりくださいと随所に配置されていたのであった。画期的だ。
捨てる神あれば拾う神ありとはこのことだ。
ん?そんなの普通だろ、それのどこが画期的なのか。
説明しよう。
この店のカツカレーの皿の端っこにはキャベツの千切りが飾られている。
以前は、これを食するにスプーン一本のみがデリバリーされた。
コック帽かぶった強面ひげ面が無愛想に有無を言わさずというかんじでそれを差し出す。
受け取る、食う。
カレーはいい、カツもまあいいとしよう、だが、キャベツをどう攻める、スプーン一本で。
みんな、ほとんど常連だから、従順にあてがわれた道具で無理やり、適宜指なども用いながらなんとかこれをしのぐのですよ。
でも、なかには、箸を下さい、という剛の者もいて、そうするとひげ面は、ったく、という、ほとんど舌打ちの音が聞こえそうな堂にいった不貞腐れぶりで、前掛け(をしてるんですよ)のポッケからしぶしぶ割り箸を出して、その勇者につきつける。
その一部始終のすべてをレジ脇から観察するオーナーのじじい。
という醇風が守られていたのですよ。
それが、久しぶりにこの店に来てみると、なんと、カウンターの目の前には、割り箸が筮竹状態だ。
ゴージャスな景色だ。
というわけで、おいらも、誰にも遠慮せず、この店で、生まれて初めて箸でキャベツを食いましたとさ。
接客も、かんじのいい姐ちゃんにかわって、よかった、よかった。
オバマもこういう店で客として修行しなさい。