◆麻生がまたやらかした。
キエフ公国というのはロシアのもとですよ。ロシアというのはここから始まったんだから。そのキエフ公国がロシアのもとなんだから、キエフがバルカンだのクリミア半島と別れて、キエフだけヨーロッパに行っちゃうみたいな話は、ロシアとしてはなかなか、日本で言えば宮崎県が独立して高天原がいなくなっちゃうみたいな話なんじゃないの。知らないけど。よくあの辺のことはわからないけど。そんな簡単な話ではないんだという話ですし。
これを報道する朝日の見出しは以下。
「キエフ、日本で言うと高天原」 麻生副総理がロシアに一定の理解
そうか?
知っていることを思いつくままに羅列しただけではないのか。
この後、またドイツが登場、今回はズテーテン併合だ。
なんか、はらはらするね、このおじさんは。
キエフは、ロシアの高天原。
天孫降臨の神聖な土地だったのか。
何か気の効いたことを言いたい、という思いで、学識っぽいことを頭の中かから引っ張りだす。
ここで演算能力の8割は費消、もはやこれを編集する余力なし、で、そのまま脳みそに貼りつけ、言語化、というプロセスが麻生の脳内で起こったことのあらましだ、とある識者は語った。
ところでキエフ公国がロシア民族、あるいはロシアという国家の母体だったか、知らんよ、その識者であるおいらも。
百歩ゆずってそうだったとしても「神話的な」母胎ではないだろう、という理解については、だいたい小学校4年生ぐらいの判断能力が必要だ。
小学校3年の太郎君には、少し無理があったようだ。
朝日は、すかさず「ロシアに一定の理解」の見出しを付ける。
もちろん、太郎君の判断能力のレベルはとっくに知っている。
朝日からすれば敵方だから、おちょくっているか、足を引っ張っているか、でしょうね。
そういう、敵失をあげつらうようなやりかたは、よくないと思う。
鑑賞、が正しい受け止め方だ。
麻生太郎の新作を鑑賞する。