◆実験刑事トトリをほめる。
夏木マリは、安定感のある、いい役者になった。
男たちがそれを支える。キャスティングは全員OKだ。
ファッションショーのシーンの映像もかっこよかった。
この種の、なんというか、おとぎ話は、非日常の世界を最後までつらぬくスピード感と、おしゃれなかんじがどうしても必要だと思うのだが、それが両方あった。
第一作もよかったが、今回で油がのってきたかんじ。期待できる。
◆香取のモンスターズも悪くない。
悪ふざけぎりぎりのところで疾走する、これもスピード感。
◆両方とも、イギリスの「シャーロック」あたりの影響を、とくにその諧謔味に、感じるのだが、どうか。
そうだとしても、お国柄はでるな。病んだかんじと、無菌室のかんじ。どっちがどっちか。
ともあれ、こういう作品が、ただで、毎週見られるのは、いい世の中だ。
◆午後、三田でセミナー。
金利はどうなる、景気は、株は。世界経済は。の類。
講師は、外資系だのハゲタカだのディーラーだのの肩書満載の強気のおじさん。
面白かった。
この世界の人の講演の通例で、現役時代の勇壮なエピソードを合間合間に挟み込む。
○○株は、長期保有の覚悟があれば買い、というのは、別ルートで仕入れた情報と符合する。
買うか、○○株。
金利動向が、当方の眼目だったが、だいたい当方の観測と一致。
例の件は、例の通り進める。