啓発舎

マジすか? マジすよ

上野毛

きのうは上野毛
白焼き、にはじまるコースでビール、冷酒ボトル。
うな重は、尾っぽのはみだすやつを特注。
料理足りなくて、他にうまき、うざく、大根の煮物、など、景気よくやった。

ひたすら音楽の話。
チャイコのVnコンチェルトの一番美しい個所が、一楽章のカデンツアが終わったあとのフルートがはいってくるところ、と。
この曲の唯一の救いはここだ、と、今回、散々この曲のリハをやった当方が、骨身にしみて思ったことを、喝破された。


そういえば、チャイコのコンチェルトは、Pコンも、二楽章のチェロのソロが始まるまえのピアノが弱音でささやくところだと私も思います、と申し上げました。
チャイコは、なんだかんだ言う奴もいるが、そして、当たっているところもある、辟易するところもあるが、とてつもなく美しい瞬間もある。

音楽の美しさを誰かと共有できる、というほどの愉しみは、他にない。

お見送りして、気がつきゃホームのベンチでごろ寝、これじゃ体にいいわけないよ。
ほんとに。久しぶりに。

帰り、白金台で別の約束あり。素面で合うべき内容。
黒服のねえちゃんとその手下、という相手だが、遠慮なくトイレ借りてゲロゲロやってしまったぜ。
「おきづきのとおり、ちょっと過ごしてしまいまして」
「えー、全然」
って、ばればれだろう。
こっちのアポはおいらが客だから、まあ、これでいいのだ。いいのか。

長い一日。