終日ゾンビ状態。休養。
井伏鱒二対談集、西洋音楽史(岡田暁生)、日本的感性(佐々木健一)、突破者、という脈絡のない読書。
西洋音楽史は、兄事する方から今日いただいたメールで、ぜひ読めと絶賛しているので、本棚(奥の方)からひっぱりだして、拾い読み。
確かにこの人、フィルハーモニー(N響の機関紙)でもアドルノについて書き続けていて、連載物ではいちばんおもしろい。旬ですね。
坂本龍一の番組にもでてたな、浅田彰先生と並んで。
日本的感性。
これは、去年、じゃない、2010年だからおととしか、に出た時、平積みになっていたのを書原で買った。梅棹忠夫の伝記みたいなのとどっちにしようか迷ってこっちを買ったのだった。
筆者は、よく存じ上げない方だが、「なんとなく」とか「おもかげ」とか一筋縄ではいかない語彙から「日本的」を解き明かそうという壮挙。
説明しよとした瞬間に指の間からこぼれおちる、ような、この国の美意識。
あの、桜が散るときの、めまいがするような感覚。
今年の桜は、楽しみだなあ。
今の状況から、ぬけだして、別に京都とは限らない、どっかでぼーっと花見したいものだ。
で、現実に立ち戻って、「突破者」で背中押してもらう、と。
この程度の「ヤマ」でびびるんじゃねえ、と。
しかし、凄いひとだね、宮崎さん、ほんとなら。
というわけで、あとづけだが、まんざら脈絡なくもない本の選択か。