啓発舎

マジすか? マジすよ

N響サントリーホール
今夜は、ショスタコに尽きる。
Vn協奏曲1番。
独奏は、チェ・イェウンという韓国の女性。知らない人だった。
太いおおらかな音色。そして、紛れもなく東洋の響き。
こういうショスタコもあるか。
語弊を恐れずに言うと、ショスタコが、音楽していた、歌ってた。
三楽章のカデンツァの迫力。パーカッションの一打でオーケストラが伴走する展開。

リンツばらの騎士は、どうだろう。
プレヴィンさんのおはこのはずだが。
おいらには、終演後のブラヴォーが空疎に聞こえたぞ。
ばらの騎士、聞かせどころが、ほとんどインテンポじゃなかったか。
元帥夫人と、オクタヴィアンと、あと一人だれだ、で歌うところ。
堀氏のヴァイオリンの色気の無さは、これは、もうしようがないが。
爛熟、黄昏。諦観。
のはずが、音楽の流れがほとんど機械的
おいらの思い入れが強すぎるのか。

プレヴィンさんの晩年に立ち会った。
もっと前にであいたかった。