◆NHK地上波の戦争特集をみる。
陸軍は、はなからアメリカと事を構える気などなく、早期戦争終結を図っていた、と。
むしろ海軍がイケイケだった、と。
確かに、陸軍の主戦場は大陸で、アメリカではない。アメリカとまともに陸戦すればとても歯が立たないことは、当初からわかっていた、ということか。
山本五十六は、なぜミッドウェイをやったのか。兵站のつながらないハワイを展望してどうする、と、おいらなどでも思うのだが。
・海軍は伝統的に非戦論者、というのが、当方の認識だったが、全然ちがうな。
米内と山本と井上が非戦トリオということではなかったのか。
◆日独伊防共協定も、イギリスと結ぶことに失敗した外交のやけっぱちの結果、と。
ぜんぶ場当たり。思想なし。
侵略の意識もひょっとしたら、希薄だったのではないか。
◆きょうは８月１５日。ＮＨＫはほんとに一人勝ちだ。
◆ホルストの木星、チャイコのVnコンチェルト、新世界、威風堂々をさらう。
木星は、ホルンのデモンストレーション。ホルンとチェロは永遠のユニゾン仲間ではあるのだが、この曲については、ホルンさまの引き立て役。
チャイコ！
この曲については、かつて実演を食傷レベルで聴いたので、再生装置ではあまりきいたことがなかった。今回、youtubeで神尾さんのやつを何回か再生して思ったのは、これは歌舞伎だ、ということ。はったりかますかます。見得切る切る。
新世界。これは実演も再生装置でも、実はあまり聞かない。通して聴いたのは今回がはじめてではないか。
威風堂々。
例の旋律は中間部。両側をどしゃめしゃブラバンがはさむ。
この曲順で来年２月コンサート。
聴く人は、いいのかもしれない。当方、おそらく興味は半年もたないと思う。
トリスタン ブラ４とは、なんというか品格が違う。
