啓発舎

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杉良太郎と内田勘太郎

yomiuri onlineより
◆俳優の杉良太郎さんが2日、被災者の避難所となっている宮城県石巻市雄勝町大須の市立大須小を訪れ、炊き出しなどの支援活動を行った。
 杉さんは神戸市出身で、実家が阪神大震災で被災して以来、災害の被災者支援に力を入れている。1日から3日間、市内の数か所で、炊き出しや生活必需品を届ける活動を展開。大須小では、夫人で演歌歌手の伍代夏子さんとともにカレーや豚汁をふるまい、避難者が長蛇の列を作った。
 杉さんは「自分にできることは本当に一部だが、被災者の方々に喜んでもらいたかった」と話した。同小に避難している同市雄勝町桑浜、養殖業永沼のり子さん(50)は、「有名な方が来て、避難所も活気づいた」と話していた。
以上。

◆杉良は、実はまえからマークしていた。
きっかけは、新日曜美術館。たしか、このブログでもその印象を書いた。その後、自宅訪問とか、京都ですっぽんを食う、とか、番組表に「杉良太郎」の名前があると、バラエティーでも、がまんしてテレビをチェックした。
◆この人は、ちょっと不思議な人だと思う。
どの番組だかで、売れない頃、カレー屋でバイトして、まかないでおいしいカレーを食わしてもらってありがたかった、といようなことを言っていた。
今回の行動にも、その流れがかすかに感じられる。
◆「自分にできることは・・・」発言は、ほんとうにそう思っているんだと思う。で、車を連ねて自分で来てしまうんだね。
流し眼だの、後家殺しだの、怪しからん報道が一時なされていたように思うが、おばちゃんは、見抜きますよ、本質を。人気はだてではない。
この人の色気は性を超えていると思う。およそ人一般に対する、已むに已まれぬ暖かさの発露のようなところがある。それと、なんだろう、静かな、静謐なかんじ。

◆きのうBSで内田勘太郎がでてた。ギタリスト自らを語る、みたいなシリーズ。これ、面白くて、エディ藩、井上たかあき、と続けてみている、来週は白井良明でこれも面白そうだ。
 憂歌団で、グラサンかけて、不機嫌そうに突っ張って、あまえらにわかるかよ、ってなかんじでギター弾いている、というこわもてのイメージがあったのだが、しゃべらすと、内気なオタクというかんじだった。これは、久しぶりに、へえ、と思いました。
◆まあ、ギター弾きはたいてい、というかほぼ全員おたくですからそれはいいが、生真面目なかんじはちょっとめずらしい、と思う。
◆エディも井上さんも微妙にやさぐれてましたしね。白井さんはおそらく変人モードでしょう。
憂歌団をはじめてみたときの印象は強烈だった。たしか、ニューミュージック全盛のころで、記憶が間違いなければ、荒井由美だの大橋純子だの田山まさみつだのが、一曲ずつ歌う歌番組だった。
 で、明らかにその場にそぐわない、これからコンビニ強盗しようかみたいな四人組がもっさりでてきて、例の、ぱちんこの歌を、木村が歌ったのだった。
木村も強烈だったが、バックの、アコースティックの、気持ちかるい、リフが、すげえかっこよかった。それが内田勘太郎氏だったわけです。
◆日比谷の野音でいろんなバンドが入れ替わりでてくるコンサートに、確か女子学のねえちゃんからチケットもらって、でもそのねえちゃんは来ないで野郎だけで行ったコンサートに上田正樹が浴衣がけででてきてブルースを歌ったときもびっくりしたが、当時、関西のブルース系はパワーあったよな。

良太郎、勘太郎、「太郎」つながりでした。

曇り。寒い。