◆終日籠城。きのう恵比寿で買ってきた「本屋さんへいこう」を寝転がって拾い読みした程度。
◆少し、このところの出来事と関係ないことにふれたかった。かといって、復活した通常のテレビ番組は、NHKを含め、どうしても違和感あり、みられない。
◆どんな本がはやってるのかな。本屋さん大賞を決める雑誌のようだし。
◆いろんな本屋の店員さんが、ベスト3を紹介をする。三冊で、だいたい、その人の守備範囲はわかるようだ。
◆流行作家の平積みになっている本が、やっぱり多い。本屋さんの目の付けところは、一般とは違うのかな、と思ったが、わりあい普通だな。
◆書原の店長さんも、お店のあの品ぞろえの割には、案外、まとも、というか、月並みな選択、のように当方には思われた。
◆多くの推薦者が推すその種の小説を、当方悉く読んでいない、自慢じゃないが。これからもおそらく読まないだろう。読んでないので、論評しない。
◆いや、きのうこの雑誌を立ち読みしたとき、最有力とか書いてあり、「ユーモアあふれる会話がおあしゃれ」とかいう評が多かったので、一冊だけ、「謎解きはディナーの後で」というやつをを立ち読みしたのだったが、おしゃれどころか、野暮の極み、としか思えない。
◆こういうの、けなすとかっこいいところありますよね。評判の本に文句言うと。あたかもけなすことが、センスの良さを示すような。
オイラなんか、趣味も扇子もなく、箸が転んでも失神するぐらいのミーハーなんで、そんな、偉そうなこと言うのは、だから、その、あまり、なんだとは思うのだが、でも、成り行きなので言うが、お襄さま、どうのこうの、と口調は慇懃だが辛辣な執事、なんて、日本はおろか、今、本国イギリスにもあまり、おそらく、いないんじゃないか、的な設定で、本来、きちんとした品、イーヴリンウォーかウッドハウスのような、そういう下地があって、しかも、控えめな表現ではじめて成立する世界、を狙おう、という覚悟がないと、と思うのだが。ここまで、文法を無視して一気に書いたところで、以上をまとめると。
宝塚的気恥ずかしさ、とでもいいましょうか、ね。
と、まあ、どうでもいいことで時間つぶしをしたのだった、昨日は。
◆ちょっとひっかかったのが、児童書の紹介であった「バカの昔ばなし」。絵:五月女ケイ子 文:細川徹
推薦文抜粋「日本人なら誰でも知っている『桃太郎』や『笠地蔵』といった昔ばなしを、おバカ全開で語る。これが次世代に伝えていく、笑える昔ばなしだ!ここまで意味のない話でハッピーになれる本って、なかなか他にないと思います」 以上、抜粋おわり。
◆ほんとだろうか。
◆「ここまで意味のない話」というのがほんとうなら、今のそれがしの気分にピッタリじゃ。
ほんとに「意味のない」話だろうか。よく裏切られるから、な。笑いに意味を介在させない、というのは、案外難しいものじゃよ。
◆で、今日、まさに、徒然なるままに、ネットで調べたら、なんと、早くもDVDになっていて、そのうちいくつかは、視聴できる、と。
◆で、みた、youtubeで。
◆結論。笑った。あっぱれ。
◆無意味。脱力。
◆おばあさんが突然フェラーリに変身したり、お地蔵さんがガーターベルトをつけてサッカーの助っ人をしてみたり、もちろんストーリーは途中で破綻するも、最後は強引なハッピーエンド。
◆amazonの読者評みたら、☆5つの満点で、小2のこどもが大爆笑とか書いてあったが、ほんとかなあ。お父ちゃんじゃなくて御子息orご息女、しかも小2、が笑うのか。
◆てなことで、それがし、おバカに里帰りしたいこのごろなのさ。