啓発舎

マジすか? マジすよ

◆本日は曇天なり。1時からミッドタウンで会合がある。来るんでしょうね、と、携帯留守電もはいっているのだが、どうするか。
◆で、昨日だが、必要があり楽器屋めぐり。まず、渋谷。
◆渋谷もアウェイになった。その昔、毎日のように入り浸ったものだが。
 もちろん、その理由の過半は、おれが年とった、ということにあるのだが、街も、なあ。
 昔、といっても、たかだか40年前のことじゃが、街に品、があったものじゃ。
◆品、などとオレが言い出すようじゃ世も末か。おとな、と言い換えるか、いま、おとなは、南に、南に逃げ出しているんではないか。西ではなく。
◆山手線でいうと、北から攻めてきた蛮族に渋谷まで完全に占領された。わが軍としては、恵比寿を橋頭保としてこれを死守せんとするも、あと10年したらわからんね。
 恵比寿目黒の限られたスペースから南西に向けて活路を開くしかないか。これも、双子玉川(字、あってるか)までいくと、スノッブ女の砦があるから挟み撃ち。
老いの繰り言じゃ。
◆あと、千駄ヶ谷にも行ったが、ここはかわらない。御苑の裏口、というのか、あのあたり。
◆で、楽器だが、ギター買ったときも思ったが、値段やブランドと音はあまり関係ない。特に、クレモナブランドは玉石混交。
◆楽器選びを仰せつかっているもんだから、澁谷でも千駄ヶ谷でも、わりあいまじめに吟味したのであった。目星はたったが疲労困憊。
◆楽器というのは、なんでしょうね。個性ありますね、高いのも安いのも。人が、のみ、とか、道具で一本一本作るからでしょうね。
 あ、時間だ。

<5時間後>
結局ミッドタウンに行ってきた。会合は新味なし。なんとかタワーの設備だけよかった、トイレとか。
まえ来たときハッピーアワーで生ビール2杯飲んだ地下のカフェに、あわよくば、と思って行ったら、なんと、今日も時間帯割引をやっていたので、また生ビール飲んだ。1杯だが。
向かいにTUTAYAがあったので、順序間違えた、先につたやで本を選んでここで呑みながら読めばよかった、と思ったが、実は先にビールでよかったことが後でわかる。
引き続き、讃岐うどんやでかけうどん。これも前回だか前々回来た時だか、うまい、と学習ずみ。年とると冒険できない。前例主義。
しかし、まあ、折角来たんだし、とガレリア散歩。
出汁のティーバックを売っている店があり、味見させてくれた。福岡の、茅のや、とかいうお店。野菜出汁。味はコンソメ
味見させてもらったので一宿一飯の恩義も感じるが、かなり後まで舌に味が残ったことは告白しなければならない。例によって、エコとか、化学調味料一切なし、とかうたっているが、どうか。京都でお椀をいただくと、味、たちまち消えるよ。
いずれにしろ、「強い」だしだったので、ほとんど買おうかとまで思い詰めたのだが、買わない。
大江戸線で帰るので、またTUTAYAの前通る。はいる。辟易してすぐ出る。
はいってすぐ赤い本が棚全部占領。迫力は平積みの比じゃない。
金田なんとかの「ブッダの言葉」。超訳。売れてる、とか、読んで人生かわった、とかいう店員のおすすめカードあり。
ブッダのことば」
タイトルは重量級。
目次みる。モスキート級
論評差し控える。芥川賞のときに消耗した「なんだこれは」エネルギーいまだ回復せず。
で、すぐ出て、大江戸線の駅に向かうのだが、これは言い尽くされていることだと思うが、地の底、ということばは、この駅のためにある。