啓発舎

マジすか? マジすよ

◆1000メートルまでいかず、きょうは900メートル。
◆このブログに書かない領域でいろいろなことが起きている。
◆まあ、そういうわけ。
◆で、桜。
 今日は、小雨。薄暮。お堀。散り始め。静謐。空間。
 美しいものは美しい。

 これに匹敵する桜があるか、と、例えば京都に思いをはせる。
・朝、清水寺の舞台からみた東山の桜。
・近衛の糸桜。
・嵐山の桜。
・白川沿いの桜。
三井寺
宇治川
醍醐寺

 どうしても、千鳥ヶ淵がいい。圧倒的。
 なぜだ。

 禁忌、みたいなことか。
 違う。

 白、が空間を固定するからか。

 あの、どきんとするかんじは、それでは説明できない。

 集合無意識か。ユングが泣いて喜びそうだが。
 違うと思う。
 あまり、民族に底流する、とか、人類の記憶とか、いいたくない。

 体の芯がゆるむかんじ。

 これを凌駕する美は、想像できない。

 これをみて、いろいろ思い出すといった芭蕉は、並みの人じゃない。
 鯛の歯ぐきの白さに寒さをみる感性。

 なんだか、5月は京都に行くらしい。御室とか修学院とかで泊まる、と。
 緑が美しい時期だ。肺まで碧く、というのは、もともとは海のことだったようだが、北山あたりの緑も、肺を碧くしてくれるだろうか。