啓発舎

マジすか? マジすよ

きのうの映画 他

一夜明けて。
◆クエンティン タランティーノ の、あの、善悪の彼岸に立つスタンスは、なんだろう。バトル ロワイヤルか。
◆一晩明けて、この映画のMVPが決まった。ダイアン クルーガーだ。
 といっても、昨日まで顔も名前も知らなかった女優だが。
 びっくりしたのは、トロイにでてたっていうじゃないか、しかもヘレンで。トロイのヘレンで。
 だったら観てるぞ。そのときは、ハリウッド流の退屈な女、ぐらいの印象だった、と思う、よく覚えてないが。
◆二番目は、地下の酒場でやられる元ドイツ兵。
◆映画はみてないほうだが、強いて乏しいストックからひっぱりだすとすると、LAコンフィデンシャルか。
ゲッペルスの秘書は、ジュリー ドレフュス だ、と。これもびっくり。あのおフランス語講座とかにでてた人でしょ。なんか、中学校の先生という印象だったけどな。
 やっぱり、二割増しぐらい女をきれいに撮ってるな、この映画は。当方、パツキンは辟易なほうだが、それでも、かっこいい、と思ったぞ、地下の酒場のダイアン クルーガーは。


実は、このところ結構シリアスだったりする、日常が。
こういうおバカな映画で発散できるか、といったら、全然効き目ないようでもある。

ユングの自伝とか、碩学井筒俊彦氏の晩年の著作とか、臨済録とか、そんなののほうが、しみじみする。
とことん好き勝手やってるかんじ。
井筒さんは、晩年好き勝手の境地にはいったように思う。

だんだんアナーキーに、好き勝手に、天下無敵になっていくのはかっちょいいぞ。
やむにやまれず、というかんじ。