このところ、道元がおもしろい。気持ちがふにゃっとする。
道元さんといえば、峻厳、鋭利、極北、堅牢、強靭、厳密、厳粛、なイメージの人だが、なんだか、ふにゃっとするのよ。
なつかしい。
となりの道元おじさん。
その、24時間365日ふにゃっとしていたいわけだ、当方としては。
その材料は、幸いなことに、この国に、やたらに集中している。その辺にごろごろしている。
それと遊ぶだけで後半生OKと思うと、そう思うだけでじわじわ愉しくなる。
それこそ、道元さんとか利休さんとか永徳さんとか観阿弥世阿弥一味とか連歌の人々とか琳派のおやじとか定家西行とか後水之尾さんとか無名の隠者さんとか光悦グループとか。
京都、という場所とか。
しかして現実は。
いま、なんというか、積荷積みすぎですね。
誰のせいでもない自分が悪い、のではあるが、いろいろ仕掛けていたこと、或いは、向こうから飛び込んできたこと、の、節目が、この2〜3日に集中してしまったという、状況が勝手に推移したということでもある。
向こうからやってきたことについては、当方の預かり知らぬことではないか、とも言いたいが、現実は、そうもいえない。
身軽になるしかない。沈没を防ぐためには積荷を海中に投下するしかない。共同海損するしかない。
ところが、この積荷には、いろいろな紐がついていて、そう簡単に海に落ちてくれない。
まあ、まがりなりにも世の中でなんとか持ち堪えているおじさんは、朝地下鉄の中で仏頂面しているおじさんは、誰もがだいたいそんな感じだろうとは拝察しますがね、ご同輩。
明日の月曜日、なんとしてもコンテナ一個海に投下する。
それができなきゃ火曜日のアポ延期。
ただ、火曜日会う予定の人は、当方にとり、力のある立場になりそうな人なんで、しかも間にはいっている人のカオもあるので、そう簡単にキャンセルできないような気もする、初対面で、どういう人かわからないのだが。
まあ、そういう次第で、昨日の異常な暑さをしのいでおりました。
午後、日本橋高島屋の特別食堂でおそいランチ。
4人それぞれ違うものを頼む。和洋折衷できるのが、この食堂のよいところ。
帝国ホテルのコース二名(前菜からメインまでいちいち違う料理)、三玄(三玄院とは関係なにのか)の和食コース一名、野田岩のうなぎ一名(おれだ)。
まあ、やれやれ、でした。
その他もろもろあり、絵に描いたようなトホホ気分。