啓発舎

マジすか? マジすよ

田渕俊夫さんの桜をみて

新日曜美術館で田渕俊夫さんの障壁画をみていたら、近衛の糸桜を思い出した。
最後にみてからまだ1年もたっていないのに、ずいぶん懐かしい。

このところ、ぽつりぽつりと京都の頃のあれこれが浮かぶようになった。
京都の凄さは、時空が、そこここにむきだしになっているところだと思う。
世界でも、こんなところ、そうはないだろう、よくわからないが。
時間が、あるいは停止し、あるいは流れ、空間が、あるいは凍りつき、あるいは溶解する。
美、が、時空を開く扉。
京都の美は、そういう凄み、殺気をはらんでいる。どこで不意打ちされるかわからない。
 どこでもいい、いや、できれば、一乗寺か修学院のあたり、で小さな坪庭のある平屋に隠棲する。
 これ、いまのところ、当方の究極ののぞみ。
 実現可能な気もするが。

 田渕さんのすすき、桜には、そういう凄みに迫るものがあるんじゃないかしら、テレビでみた限りだが。
 明日でも高島屋にいってみるか。
 ついでに地下の大食堂でカレーとホットケーキでもいただくか。