2日から一泊で、湯檜曽温泉へ。
久しぶりの上越新幹線。かつては、毎年のように、夏、苗場のプリンスにでかけていたものだったが。夏に。
閑散、というより、なんだろう、無人に近い、施設群。そこで、集団でなにやらごそごそやっていたのさ。
国境のトンネルをこえると、雪国だった。
これぐらいこの国の太平洋側と日本海側に気候に違いを簡潔に表現した文章はない。
毎回、ほとんど感動しますね、トンネルのこちら側とあちら側の違いには。
また、今年は元旦からずっと見事な日本晴れ、それがトンネルを抜けると、しんしんと雪の降りしきる別世界。
越後湯沢でしばし時間をつぶす。
利き酒できる一画健在なり。
トライする。
当方、日本酒にはあまり自信ないが、5種類も飲むと、味の違いは歴然。
東京にも出回っている上善如☆は、実はずいぶんつくった味なんだな。湊屋○すけは評判どおり素直な飲みやすい味。あと、もう一種類、名前は忘れたが、すっきりしたおいしいお酒があった。
同行者は、ひっかかりがない、と少し物足りない様子。この人のんべえだから、また好みが違うんですね。
奥深い。
ローカル線で湯檜曽駅まで。
無人駅。
温泉はやさしく、宿も静かで、ゆっくりできました。
帰り、トンネルの中にある湯檜曽駅のホームで電車を待つも、定刻を10分すぎても、こない。トンネルの中で、心細いぞ。無人駅で、駅員に尋ねようもない。
やっととなりの水上駅とつながり、聞くと、大雪で運休と。
宿に戻り、ニューイヤーコンサートの再放送を見て時間をつぶす。
なんとか、越後湯沢にたどりつき、自由席で東京へ。座れた、やれやれ。雪は一貫して、しんしんと降り積もる。
国境のトンネルをこえると、そこは、青空日本晴れ。
準備なく、改めて、心動かされる。
往き帰り、この劇的な気候の変化に遭遇できたのは、よかった。
銀座でぶらぶら。
とらやであんみつ。