終日こもって雑務。
この季節の薄い雲の、あえかな美しさ。
すこし気持ちが落ち着いた。
ふと思ったこと。
究極の音楽は、鳥の声と樹のそよぎ。
造形は、樹。それも梢。
香りは雪の朝。あるいは、樹木のなか。
味は、水。
感触は、風。
雪の朝、森を散歩すればいい、ということか。
四囲に次第にだんだんなじんでいく、あの感覚。
やっぱり、ゆくゆくは樹々の中でくらすんだろうな。
今日は割合おだやかな一日だったが、鳥の声、樹のそよぎがないのが、いままでの竹薮の寓居と違うところ。
港区では、しかたないか。