啓発舎

マジすか? マジすよ

今日、ついに大宝で炒飯を食った。

前回8時半ぐらいに行って、まっくらけだったので、今日はどうかと思ったら、なんと、8時前で、おお、看板の電飾が輝いているではないか。

店にはいると、すでに先客二人。
ひとりは仏頂面の、力也に似たマッチョなおやじ。この種のお店によくいるタイプ。もう一人は、やたらと大声で店の主に話し掛ける、変な奴。奥さんがいて犬もいてこの近くに住んでKO大学と縁が深くて常連で、というようなことはだいたいわかった。おぼっちゃんのキザ夫ですね。
それに、主が、甲高い声で、意外や、気さくに受け応えする。前評判ほど客あしらいは悪くないようだ。

炒飯、餃子、ビール(スーパードライだが、しょうがない)を頼む。
主の奥さん(たぶん)が割合愛想よく、まず餃子を持ってくる。
普通にうまい。
主は先客の野菜炒めに取り組んでいる。すごい具の量だ。
出来上がりを自ら客の前にだすと、すかさず奥さんが、適量のごはんをよそって主の後ろに置く。
おお、当方の炒飯の準備だ。

と、新たな客が。 
「中華どんぶり、ください」と。
当方、あまり世間が広いほうではないとは自覚しているが、中華丼を「中華どんぶり」と正式に発音する音声を生まれて初めて聞いた。人間、長生きするものだ。
「中華どんぶり」、なに、固くなってんだよ。

そうこうするうちに、主、やおら蟹缶をきこきこ開ける。焼き豚を厚めにきる。
大蒜をざくざく切る。
鍋に油をしき、少し戻す。
あとは流れるような動作。
惜しげもなく具をいれる。
おたまでさばく金属音が小気味いいぞ。

おまちどう、と。

外観は、かに、肉、ねぎ、たまご、かに(もう言ったか)、ごはん、という感じ、面積の多い順で列挙すると。

ただ、うまい。

こういう店は、長っ尻はいけない。
喰って、さっとでる。

次回はタンメンに挑戦だ。