啓発舎

マジすか? マジすよ

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠者の条件で、道、数寄、閑居、といったのは、心敬さんだっただろうか。 道、は、ちょっと怪しい、六十翁のそれがしには。この言葉は手垢にまみれている、きちんと吟味しないといけない。 数寄、は、まあいい。 閑居。これは大事。 当方が考える条件は以下…

「美術と金」の特集を経済三誌のどれだかでやってるのを図書館で読んで、昔を思い出した。 「日経あーと」というのを当時とっていて、これが無類に面白かった。 「あーと」を金の側面からだけ見る、という徹底した編集方針だった。 バブルの真っただ中。 静…

ソメイヨシノではこれが今日一番。 内堀通りにでるすぐ手前。 梢にメジロのつがいが蜜をすっていて、見物人をわかせていました。 靖国は、ところどころ三分咲き程度のものあるも、千鳥ヶ淵はほとんどつぼみなり。 武道館脇にバスで乗り付けて、観光客の人出…

映画の話でもしましょうかね。 ぜんぶ最近みたBS。 ◆マラヴィータ 作る側が自分で含み笑いしてしまってはだめだ。 誰かをほめたいと思って最後までつきあったが、途中からながら視聴になってしまった。 最近のアメリカ映画の女優のギスギス感は、ほとんど生…

加藤楸邨をよんでいる。 昆虫のねむり死顔はかくありたし かと思えば、こんな句もある。 春寒くわが本名へ怒濤の税 あるいは しんかんたる英国大使館歳暮れぬ 確かに。 毎日のように前を通るが、中でなにやってんだろう、と思うものな。 人の出入りがあまり…

上西小百合先生がとっくに参戦して松井知事と場外乱闘を繰り広げているらしい。 2月からtwitterでやりあっている、と。 知りませんでした。 関連サイトをのぞいたが、ぼけ、だの、こら、だのの関西の勇壮な言葉が飛び交って、盛況だ。 リングサイドでは炎上…

財務省の役人の答弁を見ていると、当方なんかまだ甘い、としみじみ思う。 自分の部下の統括管理官、といえばたぶんキャリアだと思う、の名が記憶にない、と言い切る根性は、すごい。底冷えする。ほとんど褒めている。 暖簾に腕押しとかこのことだ。 こうやっ…

大森で打ち合わせ、帰りは蒲田まで乗っけてもらったので、大森駅で昼飯、蒲田駅周辺で一杯、という仕儀になった。 それでわかったのは、大森と蒲田の間に国境がある。 大森はかろうじて日本だが、蒲田は、完全にアジアの任意の繁華街。 駅ごとの個性化がすご…

では、この国はどうか。◆世界中を単色で塗りつぶす「グローバリズム」でもなんでも用語はいいが、要は、「画一化」にはもともと大反対なので、それに反する動きは、「反画一化」に資する限りこれを支持する。 ◆じゃあ、画一化からあ守るべきものは、なんなの…

ニューズウィーク日本版で、ウィリアム王子がどうたらこうたらの記事があった。 チャールズ皇太子があまりに不人気なので、次はこの人か、ともいわれている方だ。 おれは、この人の写真を見ると、そこらのマックで順番待ちしてる観光客をとっさに連想する。 …

収入と「幸福度」「生活満足度」は関係ない、という投稿がプレジデントがオンラインであったのでそれに触発されて書く。 記事そのものは退屈なのでどうでもいい。 幸福とか生活満足という言葉の意味はおれにはピンとこない。 吾輩の辞書に「幸福」の文字はな…

定例の営業会議。 西荻の京料理屋。 アベの話は盛り上がらない。 トランプも、共和党主流とウォール街に抱き込まれる、で、おしまい。 相方は株もやるので、ボラが全然ないからさやがとれない、とこぼしていました。 おやじの酒の肴にならない、というのはア…

森安については二回言及した。 はじめは3月7日 以下全文再掲する。 ◆大阪の学校騒動は、関西のおっちゃんの日常、でケリ。 大義名分印籠になればなんでもいい、たまたま今回は教育勅語とかなんとかかんとか、をひっつかんで、センセイをつかって行政をゆす…

途切れず流れる時間の感覚がずっと続いている。 贅沢、とか、蕩尽、というのは、実は、おれは大好きだ。 なにをもって贅沢とするか。 ということです。 ただ時間が過ぎていく、を超える豪奢さは、当方には想像できない。

とか言ってたら、今朝から仕事の打ち合わせが3件続けざまに飛び込んできた。 いま、来週のアポの設定がすんだところ。ということで、時事ネタモードに、ひさびさに、なった。◆関西の幼稚園騒動 ごたごたがこの先いつまで続くかわからないが、本件の歴史的意…

一日遅れだが箱根の写真。 それなり、しん、とした時間が過ごせた。 一仕事終わった自分へのご褒美だ。で、いま、じぶんちで、しん、としている。 閑さの深さは、こっちのほうがうえだなあ。 外は、なんだかんだ刺戟があるからね。

箱根。雨あがる。 部屋から海賊船がすれ違う構図を狙うも樹で隠れてうまくいかず。

箱根。雨です。

内山節さん。 以前トランプ関連で引用させていただいたが、今回は、この国の国家の成り立ちについて。 現代ビジネスより。秀逸である。以下、二番目のパラグラフから最後まで。 ◆近代日本が抱えた一大矛盾 1968年(慶応3年)、王政復古の大号令が発せられる…

時空間のなかにいて時間軸を取り去る。 ということに美の鍵が一つある。 ということを俳句とか和歌とか眺めていると、思います。 特に春のうた。以上。

図書館で「KOTOBA」という雑誌をてにとる。 雑誌で気持ちが落ち着く、というのは、ひさしぶりだ。 ノンフィクション特集だということだが、例によって中身は最近どうでもいい。 大人の筆者を集めて、世間から一歩退いたスタンスで編集すれば、雑誌もまだ捨て…

きのうで数字がケリになったので、しばし締め切りなき身となりました。次の節目らしきものは5月末だから来世紀みたいなものだ。 今回は、ケチビシも、どういうわけか理屈をこねずに手助けしてくれた、三越伊勢丹の惨状をみてこういうおやじにも少しは、と学…

なんかネタはないかと思うのだが、どれもこれもひっかからない。 ガキの喧嘩であるのまではいいとしても、いまや三歳児まで年令が下がってきた。 この分だと、来週は乳飲み子のおっぱい争いか。◆韓国、対、爆買い、対、刈り上げ、対、マレーシア。 園児の積…

三越伊勢丹の社長が辞めるが後任未定、と。 株も6%下落。 そらみたことか、というのは好きじゃないが、爆買いで浮かれていた頃から当方は警鐘を鳴らしていた。いう◆、じゃない、資格はあるだろう。 ほんとに大事にしないといけない客はもう戻らないよ、と…

菫程な小さき人に生れたし 「俳句の世界」小西甚一著を寝しなにぱらぱらやっていたら、子規を論じたところでこの句をひっぱってきて、解釈していた。それを読んだら寝ている場合じゃなくなった。 そのままうつす。 「なんとも挨拶にこまるほど、かあいらしく…

表参道で仕事がらみ。そのあと渋谷で遊びがらみ。 こどもの城の会議室で毎週末カルトっぽい寄合に参加してとか、宮下公園に抜ける道に児童館があってガキの頃、とかネタには事欠かない一画であるのだが、例によってビールワインであるのみならず、坂の往った…

かまやつひろしさん逝去の報に接する。巨星墜つ。 かまやつさんを、一言でいうと、かろみ、であります。 それも、最初から。 おそらく、産湯につかりながら、フリフリと口ずさんでいた。 芭蕉が晩年にやっと到達した徘徊、じゃない、俳諧の理念を、生得のも…

悠然として南山、ではなく丸の内のビル群を見る。 雨に煙ってぼんやり輪郭が浮かぶ。 静謐が唯一の価値なり。 きのうまで、出たり入ったり、風呂かよ、という生活だったので、日常を取り戻すとうれしいです。雨は落ち着きます。

見るべきほどのことは見つ。 いい言葉だ。だいたいおれもそんなかんじ。 私が知盛と違うのは、そう言いながらのらりくらりやっていることだ。 なに、お迎えがくるまでのことですよ。