啓発舎

マジすか? マジすよ

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

糸桜と逢瀬

京都御苑は近衛の糸桜と逢って来ました。 今出川の駅をあがったあたりから、気分が妖しくなった。 1年ぶりに大事な人と再会する、そういう気分。 1年ぶりの糸桜様は、去年とかわらず、別嬪さんでした。 2時間いました。 樹の下から上を見上げると、豪奢な…

そうだ、加藤周一氏とオシム氏が瓜二つであることが原因なのだ。 積年の胸のつかえがおりた。なんで、もっと早く気づかなかったのか。 唐突だが、以下、説明する。 オシムをはじめてテレビで見たとき、刹那、この人はどこかで会ったことがある、というデジャ…

近衛の糸桜

近衛の糸桜八分咲きの報に接し、居ても立ってもいられなくなった。西行の気持ちがわかる。 吉野山木ぬれの桜を見し日より心は身にもそわずなりにき だったか、うろ覚えだが。 あした休んでやろうか。 あの、ローマのチボリ宮殿でみた、裏からみる噴水のよう…

昨日、寝しなに書棚から、まったく何気なく草枕をとりだしたら、途中でやめられなくなって、読了してしまった。こんな本だったのか。年はとるものだ。最近、なにかというとこのセリフだが。◆がらにもなく、十七文字の道に踏み込もうとしているのだが、その当…

日永にて

今月は2日の日曜日に東京から戻って以来、週末どこへも出かけず篭城状態だ。 今年の冬は、気象庁によると平年並みとのことだが、このところの暖冬になれているせいか、寒く感じられた。 そのわりには、結構まめに京都あたりに出かけて、そういえば、よく夕…

彼岸三句

昼過ぎにやっと体を起こす。地球の引力は過酷だ。◆ハーゲンダッツのカシス&オレンジを口に含む。生きいててよかった級のおいしさ。 カシスがきりっと効いているので、普通、酸味とか清涼感を受け持つオレンジが「まったり」の役回り。この両者の調和が絶妙…

芸術新潮

おそまきながら、芸術新潮を立ち読みした。 楽家の当代がでずっぱり。結論 何言ってるかわからん。支離滅裂。 待庵は当方も見た。凄い体験だった。 見解を異にするのはしょうがないとしても、まともに五感でものを感受する人間だったら、あの屁理屈はでない…

3万ヒット

なんだかんだで3万ヒットになった。苦節2年弱。 もうしばらくかかると思っていたのだが、昨日のショーケンが思いのほか来訪者を集めたようだ。 時事ネタの固有名詞をちりばめるととりあえずヒット数は増える、というのは、ブログをやっている人は誰でも持…

◆週刊文春を立ち読みしていたら、ショーケンが本を書いたという。例によって、その要約だけで記事一本を仕上げていて、取材力はますます末期的だが、今回、それはどうでもいい。 萩原健一氏には一目おく。好き嫌いでいわれると、ちょっと回答に迷うが。 ご多…

名古屋国際女子マラソン

名古屋国際女子マラソン。 30キロすぎまで6人ぐらいでダンゴ状態だったが、その6人が走っている映像が、なんとも美しかった。 折々、有力選手のインタヴューを流していたが、みなさん、しっかりしていましたね。以下、例によって。 ・優勝した中村さんは…

第一作

隣りの敷地に大ぶりの梅の木があって、毎晩当方をなぐさめてくれる。 夜の梅といえば虎屋だが、実物の夜の梅は、なまめかしく、官能的だ。今日、無聊のまま、一枝手折り、コップに投げ入れてみた。昼寝から覚めると、どことなく梅の香が。 梅の声 かそけく聞…

グリコの看板受賞、に触発されて

適当にニュースを検索していたら、以下の記事に目がとまり、ある感慨を覚えたので、書く。 以下、少しだけ記事を引用。 「大阪広告協会は6日、第51回協会賞に江崎グリコの江崎勝久社長を選んだ。江崎グリコが、大阪・道頓堀に掲げた「ランナー」のネオン…

湖西の山並み

15時13分東京発の、のぞみ700系で帰る。青い色の座席は新しく、いいかんじ。 関ケ原を過ぎて米原に差し掛かるあたりから、遠く湖西のたおやかな山並みが見晴らせるようになる。山並みの上には、雲が低くたなびく。冬の、黄金色の黄昏。 中空は、透き…

津田沼にて

28日 大徳寺月釜。 ずいほういんと大慈院。 瓢樹で昼。 個室に案内される。向かいに品のよい坪庭がある。ここでかれこれ2時間近く、たいへん質の高い時間を過ごさせていただいた。 蹲にしたたる水。かすかにゆらぐ簾。たまに小鳥が舞い降りてそこらをついば…