啓発舎

マジすか? マジすよ

◆きのうのはなし。

 テレビ買うからみで、来いというので、かちより、じゃない、チャリよりアキバに行ってきた。以後、自転車で、という意味の記述として、「チャリより」、を標準的な用法とする。

 ネット最安値10万円引き取りなし、のところ、ざっくり9万、しかもキャンペーンでポイント20%還元、リサイクル処分込み、実質7万、という破格の条件なので、手間賃3万、とおもえば、行くだけのことはある。

 

 経済合理性からは、行く価値あったが、チャリ散歩としてはどうか。

 

 アジア化が完成したアキバを現認する意味はあった。

 以上。

 

もう、疲労困憊、というか、行き倒れ寸前、みたいな、よれよれ状態にちゃんとなったので、口直し、っていうんでしょうか、帰り、神田藪に寄ってみた。

 

火事があったのは知っていたので、改装は覚悟、というのか、このところ言葉の選び方がわれながら直截で、まあいいか、心構えはできていたが。

 

座敷が手前左側につけたし程度に減って、あとは、無味乾燥なテーブル席。なんか、学生寮、という印象。

 

 

 

奥の座敷はどうしたの、とおばちゃんに尋ねたら、そうなんですよね、と嬉しそうに解説してくれた。

 利便だのなんだの言っていたが、詰め込んでみました、ということですね、要すれば、私の理解では。

 

折角だから、座敷で庭ながめながら、せいろたぐりました、生ビール。

もともとここのそばは旨くもないので、文字通り味も素っ気もない。

昔は、場所の色気があったのさ。ここは。

その昔、奥の小上がりで、様々な人間模様を目撃した、記憶がよみがえる。

 

もう来ません。ホールドアップされない限り。

こうして、主宰の生息域は、また狭くなる。

決して、悪い気分ではない。