啓発舎

マジすか? マジすよ

三田で会合のあと恵比寿でスタウト。
いい気になっておかわりしまくって、いい心持ちで外にでたら、熱波でたちまち足にきた。ヘロヘロだ。
毎回同じこと言うが、今日という今日は、ほんとに行き倒れるかと持ったさ。


まさに這う這うの体で帰宅。
で、以下。

ミニミニ大作戦(1969)
番組概要
マイケル・ケイン主演、泥棒チームの活躍を描いたアクション。トリノの街中をミニ・クーパーが縦横無尽に駆け回る!
みどころ
イタリアのトリノを舞台に、金塊強奪に挑む泥棒チームの活躍を描いたアクション。何台ものミニ・クーパーを使ったチェイスシーンが見どころで、街頭だけでなく建造物や下水道の中も縦横無尽に走り抜けるというアイデアが秀逸。若き日のマイケル・ケインら実力派俳優陣の遊び心ある飄々とした演技も見どころ。2003年にはマーク・ウォールバーグら豪華キャストで同名タイトルのリメイク版が製作されたのも話題に。
監督:ピーター・コリンソン 出演:マイケル・ケイン/ノエル・カワード/ベニー・ヒル/ラフ・ヴァローネ/ロッサノ・ブラッツィ
ミニミニ大作戦(1969) 製作:1969年 英=米 本編時間:115分

きのうの「大冒険」といい、このところ、おもしろ映画の命中率が高い。


ストーリーは、今日のも、見事に破綻している、特に後半。
広場を走り回る車に逃げ惑う、ことなくほとんどロケの見物人モードのエキストラ。
教会正面の石段をミニが斜めに駆け抜けるのは、少し笑った。
強奪成功の報を受け、イギリスでは刑務所挙げてお祝いだ。看守もこれを暖かく見守る。声援に応える囚人ノエルカワード。
ラストシーンは文字通り宙ぶらりん。


今日のは、ミニクーパーのダンスが見せ場だが、昨日の植木屋は、豚だのマネキんだの山羊だの牛だの馬だのSLだの耕運機だの、さまざまな助けを借りて、頓智で危機を切り抜ける。
谷敬とふたりで人間魚雷で海中に放り出されようとするまさにそのとき。
悪役越路吹雪に「日本では死ぬ前に辞世の歌をうたうのが習わしだ」と語りかける植木屋。
「詠いなさい」。
と、三十一文字ならぬ、お気楽歌謡を狭い潜水艦の中で踊りながらサビもふくめてみっちり歌う、詠うのでなく。
その間、越路以下悪人ばらは、これを神妙に拝聴する。

その残像はいまも鮮やかにおれの脳内に残る。
おそらく明日はこれにミニクーパー御一行様の、お練りが加わる。おいらの退却道中は実体験だ。
虚実皮膜というが、リアリティはこうして重層化する。特に起き抜けが要注意だ。


要は、熱波でおつむが沸騰してるのね。