啓発舎

マジすか? マジすよ

プレミアムシネマ「眺めのいい部屋
イギリスの令嬢が、旅先のイタリアで進歩的な青年と出会い、真実の愛を見いだしていく姿を格調高く描き、アカデミー賞3部門に輝いたE・M・フォースター原作の文芸映画。
番組内容
イギリス人の令嬢・ルーシーは、旅先のフィレンツェで慣習にとらわれない青年ジョージと出会い、淡い恋心を抱く。イギリスに戻ったルーシーは、良家の青年セシルと婚約するが、ジョージと再会し、心が揺れていく…。J・アイボリー監督が、E・M・フォースターの小説を格調高く映像化し、アカデミー脚色賞など3部門を受賞、H・B・カーター、D・D・ルイスが一躍注目された文芸ロマン。プッチーニはじめ、名曲の数々も印象的。
出演
ヘレナ・ボナム・カーター,マギー・スミス,ジュリアン・サンズ,ダニエル・デイ・ルイス
原作
E・M・フォースター,
監督
ジェームズ・アイボリー
音楽
リチャード・ロビンス


どこか褒めるところを探さないといけない。

◆タイトルロールをみると、前半と後半で別々に紹介されていたが、順序は、前半はマギースミス、後半はダニエルデイルイスが筆頭だった。
◆とはいえ、主演格であることは間違いないの令嬢役は、ネットの評判をみると、容貌に関する身もふたもない感想が多いが、おれは、「引き」の演技を正確にこなしていたと思う。
◆退屈を楽しむ心構えが、見る側に要るのは事実だ。
◆かつてのイギリス上流階級の生活スタイルを「眺め」る、これは、映画です。
◆フルチン水浴シーンは、少しくどくないか。客の大宗をしめる女の観客サービスということか。
◆この15年後にゴスフォードパークがあり、恵比寿のなんとかシネマでそれをみた主宰は、すっかりおばあちゃんになったマギースミスにノックアウトされたのだった。
◆「文芸もの」ではあるが、恋愛ものではなかったのは救い。
◆「名曲の数々」は全然「印象的」ではない。このシーンにはこの曲、の選び方がまるで月並み。ジェームズ・アイボリーの凡庸そのものの演出といい取り合わせ。


一応見ておかないと、という義務感でみた映画。
結局文句たれてしまった。